「鏡よ、鏡、この世で一番美しいのは誰?」 - 鏡事例1
鏡というと、皆さんは何を思い出しますか?
今持っている手鏡のこと、最近欲しいと思っている全身鏡のこと、比較的身近にあるものなので、人によっていろんなものを想起しそうです。
中でも世界中で思い出されるものの1つに、白雪姫の魔女が鏡に語りかけるシーンがあるでしょう。
「鏡よ、鏡、この世で一番美しいのは誰?」
という言葉は誰しもが知っている(と思っている)のではないでしょうか。
これに限らず、鏡というのは何かを映し出すもの、自分を反映するもの、そんな意味を持つことが多いだけではなく、そこからさらに神聖なもの、この世にあらざるものを映し出す象徴として扱われる機会が多くあります。
歴史の教科書とか、思い出してみてください。ありませんでしたか?
さて、そんな鏡について。
実は今度の4月にミラノで開催されるミラノサローネというデザイン展示会に私と仲間たちで出展しにいくのですが(その背景はまた後ほど)、そこで扱おうとしているのも鏡だったりします。
ここ数ヶ月、鏡を見続けていることもあり、なんとも面白い鏡の世界に詳しくなりつつあるのでそんな面白い鏡を時々ご紹介しようかなと。
人型。鏡×人というだけでなんだか近未来感ありますよね
浜辺に立つ鏡。夕日を反射すると、なんとも幻想的に。
無限の床。不思議な気持ちになるとともに、少し怖くなるかもしれません。
鏡は、人が手にすることのできない空でさえ、取り込んでしまいます。
鏡の空間で、人は何が見えるのか。
鏡は自然だって自分の力にしてしまいます。
世界をモザイクにでもできてしまうのが、鏡の力。
永遠の夜。星々と船。
THE草間さんデザイン。生命力が追い求められている感じ。
いけばな草月流90周年を記念して行われた第四代目家元・勅使河原茜の個展「HANA SO」。まさに花のよう。
教会と色とりどりの鏡。ステンドグラスのよう。
いかがでしたか? 鏡って、すごく面白いんです。まさに無限に可能性がここに。 実際にこんな素材を使って作ろうとしていてなかなか苦慮しているのも事実なのですが、、、