感情心理学を学ぶ駆け出し研究者兼マーケターのブログ

大学院と組織開発ベンチャーに属しながら感情心理学を肴にする日々の苦悩と葛藤を綴るブログです。27歳ですが37歳に見られます。

偉業を成し遂げた男たちの『勇気』の出し方9選

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引用元:guardian

『勇気』というものを捉えていきたと考えた時に、最初に目に入るのは、過去偉業を成し遂げてきた人たちが『勇気』についてどう考えているか、ということでした。

そこで今回は、そんな彼らがどんな『勇気』をどのように出していったのか、彼らの言葉を引用しながら紹介したいと思います。

  

 

『I learned that courage was not the absence of fear, but the triumph over it. The brave man is not he who does not feel afraid, but he who conquers that fear.』

ー私は学んだ。勇気とは恐怖心の欠落ではなく、それに打ち勝つところにあるのだと。勇者とは怖れを知らない人間ではなく、怖れを克服する人間のことなのだ。

ネルソン・マンデラ

 

アパルトヘイト終結させた英雄、ネルソン・マンデラ

今年の春前にその生い立ちを追うべく南アフリカに行ってきましたが、そこで出会ったのは、彼の数えきれないほどの『勇気』の数々でした。

彼は、全てを怖れながらも、そんな自分に勝利し続けることで前に進んで行った人です。

www.nhk.or.jp

 

 

『All your dreams can come true if you have the courage to pursue them.』

ー追い求める勇気があれば、すべての夢はかなう。
by Walt Disney(ウォルト・ディズニー

 

知らない人のいない彼。

日本人でディズニーランドで遊んだことのない人はどれだけいるのでしょう、というくらい。

以下のリンクをクリックすると、ディズニーランドHP内の『ウォルト・ディズニーの見た夢』というページに遷移することができるので、ぜひ。

www.tokyodisneyresort.jp

  

 

Courage is the first of human qualities because it is the quality which guarantees the others.』
ー勇気は人間の第一の資質である。なぜなら、他の資質の土台となる資質であるから

 アリストテレス

 

古代ギリシアの哲学者。ソクラテスプラトンとならび古代ギリシア哲学の黄金時代を築いた彼は、現在の学問のとらえる範囲をほぼ網羅する哲学を行ったといわれています。そんな彼が『勇気』が第一の資質だと言っているのは、とても面白いですね。

www.philosophyguides.org

 

 

『People may have the courage only when that seems “Contribution feel ” feel ” their worth in “.』
ー人は貢献感を感じ、自分に価値があると思えるときにだけ勇気を持つことができる

 アルフレッド・アドラー

 

日本でも数年前に以下の本が流行りましたね。『勇気づけの心理学』とも呼ばれるこちら。私も一時期かなり様々な書籍を読み漁っていたのですが、今思うとこのアドラー心理学の中で提唱される『課題の分離』と『共同体感覚』という概念により、随分と心にストレスを感じなくなったように思います。

彼のこの『自分に価値があると思えるときにだけ勇気を持つことができる』というのは、なんだかわかるような気がしますよね。

http://amzn.to/2j6040B

 

 

Courage is grace under pressure.』
ー勇気とは、窮しても品位を失わないことだ

ヘミングウェイ

 

ヘミングウェイといえばこちら。

船の上でカジキとの格闘ののち捕らえるものの、その血にサメが寄ってきて、今度はサメとの戦いが始まる。そんな最中でも、昔の力のあった自分を思い出して、、、という内容ですが、ここでは老人を讃えるような中身になっていますよね。
『品位』を失わない、、、彼の最期はショットガン自殺だったわけですが、本の物語も、自分の人生という物語も、『品位』を大切にするために『勇気』を出していたのでしょうか。

http://amzn.to/2j5QjzA

 

 

『Without courage, all other virtues lose their meaning.』

ー勇気がなければ、他のすべての資質は意味をなさない。

ウィンストン・チャーチル

 

ウィンストン・チャーチルというと、『鉄のカーテン演説』が有名でしょうか。「バルト海のシュテッテンからアドリア海トリエステまで、鉄のカーテンが下ろされた」という、世界史を学んだ者なら一度は聞いたことのある演説です。

彼はその冷戦時代を戦争家として生き抜いた人で、戦車というものを作り上げたのも彼らしいのですが、実は1953年に「第二次世界大戦回顧録」でノーベル文学賞を受賞する作家でもあるのです。

その戦禍を生き抜く中で、彼はどんな『勇気』を発揮したのでしょう。

gqjapan.jp

 

  

Courage is resistance to fear, mastery of fear, not absence of fear.』
ー 勇気とは恐怖に耐え、恐怖に打ち勝つことであり、恐怖が無いことではありません。
マーク・トウェイン

 

マーク・トゥエインというと、『トム・ソーヤーの冒険』が有名ですね。

新聞出版、印刷工、蒸気船の水先案内人、兵士、新聞記者と転々としながら書き続けた中で、40歳を過ぎたころに出版されたのが『トム・ソーヤーの冒険』で、ここから次々小説をヒットさせ、国民的作家になっていきます。彼が目の当たりにしてきた『恐怖』とはどんなものなのでしょうか。自分の好きなことで食えないというような恐怖なのでしょうか、ヒット作を書かねばならないという恐怖でしょうか。

少なくとも、彼は恐怖とうまく付き合いながら作品を世に送り出していったのでしょう。

honcierge.jp

 

 

『Failure is unimportant. It takes courage to make a fool of yourself.』

ー失敗は重要なことじゃない。自分を面白おかしく見せるには勇気が必要だ。
チャップリン

 
喜劇王チャップリンは1889年ロンドン生まれ。全世界の人々から今も好かれるその作品たち。数秒のシーンでも100回以上取り直したりと、その面白さを追求するために全てを注いだ彼。ただ面白いだけじゃなく、そこには反戦や、彼独自の思想がありますよね。おそらく、各所から圧力も多かったでしょうし、そこには徹底した『勇気』があったのかもしれません。

 

 

いかがでしたか?

今の時代を創ってきた彼らの中には、どこか『勇気』なるものがあったようです。

こんな心を、気持ちを、そしてその行動を追っていくだけで、今の自分にもどこか『勇気』がもらえるような気がしませんか?

 

 

 

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冒頭写真引用:

guardianlv.com