『ロジカルさは、奇想天外を抹消する』と言った25歳デザイナー女子の話。
『ロジカルさは、奇想天外を抹消する』
そんなこと言葉を、先日話していた25歳の後輩デザイナー女子が言っていました。
というのも、前に記したこちらのブログを踏まえ、その言葉を思い出しまして。
彼女は10代の頃からずっと、とてもとても感性に生きている人で、それがとても良いところなのだけどなかなかその感性を爆発させて働くことができず苦しんでいる最中。
デザインをなさっている方ならお分かりかと思いますが、デザインとアートは異なりますよね。
デザインは、お客様のニーズに答え、目的を達する手段として駆使されています(WEBデザインとかとくに)。でも、アートはまた違いますね。どちらかというと自己表現というニュアンスでよく使われますが、上記の彼女は完全にアートに寄っています。写真家とシンガーもしているので、まあそのまんまアーティスト気質。
それなのに、本業のお仕事としてはどちらかというとしっかり設計して精緻に緻密にやっていくスタイル。そりゃ感性の爆発は難しい環境です。
そんな彼女となんの話をしている時だったか忘れましたが、この言葉を発したのです。
『ロジカルさは、奇想天外を抹消する』
彼女としては、奇想天外を求め続けたい、そしてそこにはロジカルさが介入しない方が良い場合もある。というかほとんどそういう良い奇想天外はロジカルさとは真逆の存在かもしれない。
そんな気持ちを普段の生活でかなり感じているのでしょうね。
ちょっと、『奇想天外』という言葉を普段使わないのでかなり記憶に残っていました。
あまり考えられていないですけれど、実際はどうなのでしょう。
『ロジカルさは、奇想天外を抹消する』
個人的には、ロジックと言っても様々なロジックが存在するわけで、Aというロジックが、全く異なるBというロジックと組み合わさることで、まさに『奇想天外』なものがその間に生まれる可能性はあるなあという、いわゆるアウフヘーベン的な考えもアリかもしれないなと思うのです。