感情心理学を学ぶ駆け出し研究者兼マーケターのブログ

大学院と組織開発ベンチャーに属しながら感情心理学を肴にする日々の苦悩と葛藤を綴るブログです。27歳ですが37歳に見られます。

『「存在目的」を見つけるまでは、行動しないほうがいい?』という問いに対して。

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先日、「存在目的」についていくつか記しました。


すると、読んでくださっていた大学生の方から連絡をもらいまして(ありがたい限りです)

こんな質問をもらいました。

 

『「存在目的」を見つけるまでは、考え続けることが大事で、行動しないほうがいいってことですかね?』

 

これに対して私の考えは、完全に『NO』です。

 

そもそもの議論の前提として、私は常に行動しながら同時に考えるということが確実に必要だと思っていまして。

Action Inquiryという考え方がありますが、まさしく「行動内省」同時に行うことが必須かなと。

 

「やりたいこと」を見つけるまでなかなか行動できない、という方にお会いしたりすることがありますが、そもそも「やりたいこと」なんてまずはやってみないとわからないわけです。

行動無くして新たな発見なんてないし、行動を伴わない思考なんて一瞬で限界値が来ますよね。

やってみないと、「やりたいこと」がそもそもお客様のニーズに合致するのか、実際にどんなことが起きるのか、などなど分からないわけです。

 

もちろん、学問として、哲学として「存在目的」のみを追求するのはありかと思いますが、
それにしてもその「存在目的」を一旦仮でもいいから決めて進まないと、レベルは同じままな気がします。

 

『「存在目的」を見つけるまでは、考えるに専念して行動しない』

『行動し尽くすまでは、行動することに専念して「存在目的」を考えない』

 という二元論に陥るのは、ほんと時間がもったいないですね。もっと視野を広く広く持たないと。