『事前振り返り』で2018年を逆算して設計してみる
今日は友人とともに、『事前振り返り』をしていました。
これ、3年ほど前から私の思いつきで始めた内容だったのですが、続けていたら年々自分にとってとても大切な行事になったので、ここにその方式を記しておくことにします。
やり方は至ってシンプル
やり方は至ってシンプルです。以下に流れと、その補足を記します。
- 振り返りシート(※1)に、今年の年末になった気持ちで、今年1年起きた内容を記す。
- 時間をかけて書いたら、それを年末まで眠らせておく。
- 年末、その年を振り返る時に改めてシートを見返して、実際に起きた内容(※2)と照合する
※1
こちらの振り返りシートは、いつも私も使用させていただいている『未来を変えるプロジェクト』の以下の記事で紹介されているフォーマット。
具体的には、こんなシートですね。
※2
上記の記事に記されている振り返りを年末に行なった後に、この事前振り返りを久方ぶりに眺めてみると実現できたこととできなかったこと、想定できていたこととできていなかったこと、良い出来事と悪い出来事、それらを探すのはとても面白い思考の旅になります。
『事前振り返り』シートを記す時に大切なこと
この『事前振り返り』シートを記すときに、思いつくままに書いていてもどうしても書きにくかったり、書ける内容に偏りが生じます。
自分自身で3年ほどやってみて、そのような書きにくさ、偏りでできるだけ排除するために大事だなと感じた観点について以下に記します。
未来から逆算した上で、今年やるべきことも入れる
人はどうしても今の自分の姿を元にして、それに積み上げていくかのように未来を描いていきます。ですが、そうすると現状から想像しうる未来しか描けません。なので、できるだけ未来、5〜10年後を想像し、そこから逆算した上で必要な事柄を記した方が、より良い内容になります。
書くことは仕事だけではなく、他のことも
この振り返りシートに記すのは、仕事だけではありません。プライベート、副業、なんでもアリです。人はどうしても普段考えている方向性の内容しか紙の上に落とすことができない動物なので、意識的に、普段時間を費やす仕事以外のことも記した方が良いでしょう。
全ては想像でしかない、と認識すること
よくあるのが、「でも変わることも多いしわからない」というもの。でも、それは当然です。変わること、突然生まれることもたくさんあるので、全ては仮置きです。仮置きだと認識した上で記しましょう。その方が、気楽に書けますし、気楽に書いた方が発想は自由になります。
より濃い『事前振り返り』にするには
より濃い内容にするために必要なこと、それは”今の普段の自分では気づけないことを、気づかせてくれる”という要素です。
いくつか私が試してみて、とても良かったものを載せますね。
『内なる言葉の解像度』を上げておく
こちら、昨日のブログで記した内容ですが、『言葉にできるは武器になる。』という本の中に記されている方法で、今の自分の課題に関する内容を徹底的に出しておくと、この『事前振り返り』をした時に、考えきれていないジャンル・要素を改めて認識することもできますし、『事前振り返り』に追記修正することができます。
毎年の『振り返り』を継続すること
『事前振り返り』は、所詮想像にすぎません。その1年が実際にどうなったか、振り返らないと効果なんて見えません。もちろん実際に『振り返り』を年末に行うことも大事ですが、これを継続することがとても大事でしょう。繰り返したからこそ見えてくる自分の一面というのもあるはずです。
『事前振り返り』シートを誰かと共有し、互いの思考を深めるために質問し合ってみる
これ、今回私は初めてやってみたのですが、自分だけで書いてみるのと比べて、発見があります。まずその1年をストーリーで語ることで点と点を結んでいく感覚があります。また、そのストーリーを語りながら、自分で書いているだけでは考えきれていない穴を見つけることも可能。さらに質問されることで、思考の深度を上げることのできていなかった内容に気づけて深めることができます。
これも、私が昨年末に行った『人生の振り返り』と同じ原理で、よく知る相手と2人で行った方が良いのかもしれません。
いかがでしたか?
個人的にはもはややらないことは考えられないくらい大切な行事と化しているのですが、実際にやられてみた方のご意見も伺ってみたいところでして、語らえる方を絶賛募集中です。
ということで今回はこの辺で。