感情心理学を学ぶ駆け出し研究者兼マーケターのブログ

大学院と組織開発ベンチャーに属しながら感情心理学を肴にする日々の苦悩と葛藤を綴るブログです。27歳ですが37歳に見られます。

自分の組織作りが完全に失敗だったのだなと、6年経ってようやく納得して絶望したという話。

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先日、オトタノのメンバーで忘年会をしまして。

こちらのメンバー、20歳の頃から一緒にいるメンバーで、今となっては忘年会と誰かの結婚式でしか会いませんが、よく分からぬ安心感のあるメンバー。(今回は女の子メンバー2名来れず。数的にも分かる通り、男性陣は基本弱い立場にあります。)

 

随分とテキトウにしていても良い場、つまるところ安心している場を持てるというのは、とてもヨきことだなあと思うわけです。

が、今回自分の中に起きた感情は、毎年とは違うものでした。

 

 

『オトタノ』とは?

オトタノと言っても何も分からないはずですが、2012年5月13日にこのメンバーで開催した『新・オトナの人生の楽しみ方』という200名規模くらいでやったイベントの仲間たち。

まだみんな大学3年生くらいでしたね。

 

こちらのイベントの頭出しは、これ。

_____「あなたの生き方」 ありますか?

『新・オトナの人生の楽しみ方』


中学校から高校、高校から大学。そして就職、結婚。

みんなが通るレールに乗ることが

”なんとなく正しい”と考えられる世の中。

 
もちろんそれも一つの道。

でも本当は、他にも色んな道がある。

まずは疑ってみよう。自分が歩いてるその道を。


”大人”を存分に楽しむため、

その入口に立つ『新・オトナ』が『新しい人生の楽しみ方』を考えるためのイベント。


これからの人生を目一杯楽しむために必要なこととは?

 

各業界にて著名な方に4名お越しいただき、その方々のパネルディスカッションを行い、その後にワールドカフェを行うというスタイルのものです。

 

『オトタノ』の裏の意図

このイベントの、我々主催側の裏の意図はこちら。なんだか、この時からこんなことを思っていたんだなあと、良くも悪くも根本的に思うことは変わってないのだなあと、面白く思います。

「自分の人生を決めるのは自分の意思でありたい」このイベントの裏メッセージです。#オトナのタノシミ_0513

 

※イベントの実況をTwitterで行なっており、こちらがまとめ。ツイッターのトレンド入りをしたのが懐かしいですね。

togetter.com

 

5〜6年前の自分の組織作りは、完全に失敗だった

毎年末にこのメンバーで会って思うことは毎度異なるものの、どちらかというとポジティブな振り返りを毎回していたのですが、今回はなんだかとても反省したのです。

 

というのも、私は高校時代からその当時の言葉では比較的『意識高い系』と各所で言われていまして、社団法人の立ち上げ、大きなNPO法人で企業とのアライアンス業務や支部責任者、部活で部長、茶道家としての活動、様々な会社での業務委託やインターン、などなど、、、まあまあなジャンルのことをやっていたのです。

(当時は『意識高い系』と言われるその度に「別に好きなことしてるだけなんだし何でそう言われないけんのだろ」と内心イライラしてました。笑)

 

で、集団になるものに関してはほぼ大半をトップに立ってやっていたのです。今となっては全く過去のことですが、その時に統括していたメンバーたちに個人で会うことはたくさんあれど、集団で会うことってほとんどないのです。

忘年会だって、毎年開催するのはこのオトタノと中高の部活のメンバーのみ。

(オトタノのトップは私ではないです)

 

私がトップに立っていたところは、その時は、その年齢にしては比較的大きなことをやることもできたし、人のためになることをできていた自負がありました。

そして、メンバーたちも必死にやってくれて、楽しんでくれていたと、そう思っていました。

 

でも、今になって、そのメンバーたちとは、その集団で会うことがありません。

それは、その集団がとても良きもので、一生付き合いたいという集団、そういう訳ではなかったということです。

彼ら彼女らの目的はそれぞれあれど、その集団という塊に対しては何も気持ちがなかったということです。

 

先日、『オトタノ』のメンバーと会ってふとお手洗いに行くために立った瞬間、はっきりと分かったのです。

 

私は、こんな集団を、組織作りを、することができなかったのだ、と。

 

その時の自分を、超えていくのがこれからの挑戦

あれから6年。

私もあの時と比べたらオトナになり、『オトタノ』の時に定義した『オトナの人生』を歩んでいる真っ最中です。

これからの私は、一生付き合いたいと思える組織を作れるのか、、、そんなところにチャレンジしてくのでは、と思うわけです。

 

この言葉然り、

「自分の人生を決めるのは自分の意思でありたい」このイベントの裏メッセージです。#オトナのタノシミ_0513

 

このブログで言及していることに然り、

courage4u.hatenablog.jp

 

私は組織全体というより個人にフォーカスしがちなところがあります。

もちろん、それが良いケースもありますが、私の対外的なお仕事としても、対内的なお仕事としても、それだけではダメなのだと感じます。

個人が集まった組織、だから個人にフォーカスしようという捉え方だけではなくて、そもそも組織としてどうエンゲージしていくのか、、、

これが私のこれから数年の間で挑戦していくことなような気もするのです。

 

余談

先日の会場は、松濤にある『熊本串焼 ノ木口』さん。

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待ち合わせである20時に着くと、こんな状態。毎年、約束の時間に現れる人はほぼいないのがこちらのみなさん。

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25〜27になっても、平日だろうがひたすらに誰もスーツを着ないというのもこのメンバーの特徴。(私だけは、たまたま当日着ていたものの普段はそこまで着ない)

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