感情心理学を学ぶ駆け出し研究者兼マーケターのブログ

大学院と組織開発ベンチャーに属しながら感情心理学を肴にする日々の苦悩と葛藤を綴るブログです。27歳ですが37歳に見られます。

『1年の振り返り』は本当に全員やったほうが良いと思う、というお話

 

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気がつけば今年も残すは10日ほど。

そんな師走なタイミングでわたくしが毎年やっているのが『1年の振り返り』。

今回はそんなことについて書き記していきます。

 

 

『1年の振り返り』ってそもそもなんでやるの?

こちらは持論ですが、こんな効果があるのかなと思っています。

・振り返らないと、1年をどう過ごしたか、客観的に考えることができない(全て主観論になる)

・振り返ることで「あーあの時こう思ってたけど、今見ると意外とこんなことのきっかけだったな」と、脳内で感情をよりポジティブに繋げることができる

・この1年で得た学びや起きた変化を、一過性のものではなく、自身に定着させる

・今後の業務推進や自身の能力開発、キャリア形成に関わる良き示唆を、点ではなく線で結ぶことでこれからの良き参考材料とする

・言葉に落としてアウトプットすることで、一連の期間内の自身の考えを整理する

・来年一年を考えるときに、そのベースとなる思考回路を作ることができる

 

もはや、やらないとムズムズするというか、一年をしっかり振り返らないと一年が終わらない感があります。笑

 

『1年の振り返り』ってどうやるの?

 この『1年の振り返り』、様々やり方はあれど、私は数年前よりこちらに記されている方法でやらせてもらっています。

mirai.doda.jp

 

ざっくりとした進め方は、こんな感じ。

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今回ご紹介する方法は、4人1組にて実施し、1人が60分ずつ自分の1年を振り返り、4人で合計4時間にて行うというものです。自分が振り返りの当事者であるときは、まず簡単に1年についての概略を説明し、残りの3人はその内容に対して質問や投げかけを行います。

 

細かい具体的な進め方に関しては、上記の記事をぜひじっくり読んでみてください。

 

一緒に『1年の振り返りを』行う方は、本当に大事

上記の記事に【集めるメンバーが満たすべき条件】という項目がありますが、これは本当に大事です。

私、別にこの上記の記事を書いた人間ではないものの今まで3年くらいで13回くらいこの振り返りを使わせてもらっていて、このメンバー次第で良い意味で、いかようにも変わってしまうなあと思います。

【集めるメンバーが満たすべき条件】

1. 自分も含め、直接に利害関係が無いメンバー同士であること
2. 全員が、自分自身について振り返りを行いたいと思っていること
3. お互いに異なるバックグラウンド・観点を持っていること

【背景】 

1:利害関係があると、どうしても話せなかったりすることがありますし、また安心して自分の心を開示できないこと、そして相手に対しても本心から聞きたいことを聞けない可能性があります。なので、具体的には直接の上司部下はやらない方が良いですし、本来ならば同じ組織とかだとやめた方がいいです。組織の違う、本人同士以外の関係性があまりないところがいいですね。

2:これはそもそも前提ですね。自分からやりたいと思う人以外は、いない方が良いです。自分の振り返りがうまくいかないだけでなく、他の人にも影響します。

3:MITのアレックス・ペントランド教授の研究で、より良い合意形成のためには『独自の情報』が必要だ、というものがあります。まさにそれはこの場でも言えて、全く異なる観点の人だからこそ、自分には気づけないような気づきを伝えてくれたり問いかけをしてくれます。その相互のやりとりが、とても良い振り返りを生みます。

 

なお、私自身は今年控えめに3回だけでして(去年、やってくれと言われるままにやっていたら6回もやったんです、、、笑)、

ざっくりと、以下のような方々と実施済/実施予定。

 

■1回目(済)
・フラワーデザイナーとお花を書いたい方のマッチングサービスを展開するベンチャー企業 代表

・保育系ベンチャー企業 代表
・学生向けの海外経験創出支援を行うNPOの事業開発トップ

■2回目

・キャラクタービジネスベンチャーのマーケ担当
・大手人材企業のキャリアカウンセリング担当
・大手人材企業のセールス担当

 

■3回目

 ・プロのコンテンポラリーダンサー兼企業広報担当

・江戸時代から続く、茶道のとある流派の後継者

・未定

 

 さて、あと残るは2回。

どんな『1年の振り返り』をすることができるのかすごく楽しみです。

それはまた後日。