「命と幸せの永続性」について
昨晩、ドラマ『コウノドリ』を初めて観ました。
『コウノドリ』、みなさんご存知ですか?
原作は、講談社「モーニング」にて現在も人気連載中の鈴ノ木ユウさんが描く同名のヒューマン医療漫画。産婦人科医が主人公の作品は男性誌では異色ですが、決して大げさではないリアルな産科医療の現場を描かれているヒット作。
テーマは、「生まれること、そして生きること」。
「出産」に関する医療従事者と患者のあたたかい人間ドラマをベースに、「妊娠」「出産」で生まれる人と人との結びつき、夫婦、そして親子のあり方、「命」が誕生するまで、誕生した後の葛藤、倫理、医療関係者と患者の関係など、命が誕生する「奇跡」を描いています。
まだ2015年に放送された内容の6話くらいまでしか観ていないのですが、これがもう深夜の私の心にグサグサきまして。
なぜ今まで観ていなかったのか、自分を戒めました。
その中でも思うのは、「命と幸せの永続性」について。
悲しいことに全ての赤ちゃんではないにせよ、多くの赤ちゃんが皆生まれた時には喜ばれ、幸せになってねと多くの人に微笑まれながら、お母さんのお腹の中から世界に飛び出してきます。
4話くらいにこんな言葉がありました。
『みんな、こうやって同じように生まれてきても、これからの生きる道は全然違うんだね』
日々の報道などを見てみると、
『自分は幸せ者だな』『今日も幸せだな』といつも思いながら生きている人は、なかなか多くはないように感じます。
また、普段お仕事で関わる会社の社員のみなさまを支援させていただいていても、正直『幸せ』を常に感じられているかというと、難しそうです。
もちろん、仕方ないとは思うのです。皆、自分や家族を養っていくために、必死で働いているのですから。
でも、そういう姿を見ているといつもすごくツラくなります。
あの時、生まれた時は人々に祝福されながら生まれ、幸せを望まれているにも関わらず、成長すればするほど、オトナになり歳を経れば経るほど、幸せを感じる人が少なくなっている。その現状がとてもやるせないと。
人が生まれた時と同じように、他者から『幸せ』を望まれ、『幸せ』になるための環境が用意され、自分でも『幸せ』を望みそのために努力することができる、、、
そんな社会が良いなあと、すごくすごく思うのですよね。
では、今夜も『コウノドリ』観ますか、、、