存在目的の実現に必要のないスキルをつけようとするのは、単に”前に進めない不安”を打ち消したいだけ。
『ティール組織』で言われる存在目的について、以下の記事のように軽く触れたわけですが、今回はスキルについて。
巷を見ると、スキルをつける系の講座とか本とかすごい多いじゃないですか。社会人向けのイベントもあらば、大学生向けの講義然り。
私は結構そういうスキル系のお話って一番大事なことじゃないと思ってしまう派なんですけど、実際どうなんでしょう。私がよく一緒にいるような方は同意見の方が多いと思うのですが、必要かどうかも分からないスキルをつけることほど意味のないことはないし、単に時間とお金の無駄だと感じるんですよね。
極端に言えば、別に全員がロジカルシンキングやが必要な訳ではないと思うんですよ。
これに関してはみなさんうなづいてくれるのかなと。
でも、みんな勉強するわけですよ。すごいなと。
で、じゃあなんでそんなことをするのかというと、以下の2つの理由がありそう。
1:存在目的が分からないから、一旦勉強してみて、その試行錯誤の中から適正を探す!
2:不安でいたくない、孤独でいたくない
1ならわかるんですよ。誰しもが存在目的なんてすぐに理解できる訳がないし人差はとてもありますよね。
でも、意識下だと1と思っているけれども、無意識下では2と自分が認知している可能性って低くないと思うんですよね。総じてみると、2が圧倒的に強いというか。
だがしかし、スキルをつけることで自分は前に進めていないのではないかという疑問を無理やり納得させている感じ。
そこにいる限り、不安はなくならないですよね。新たなことをしたら新たな不安が募るだけですし。
その”不安”を打ち消すのではなく、”不安”と対峙して超えなければならない瞬間がたぶんあって。
それに気づけるタイミングを早く持ったほうがいいですし、気づいたきっかけ(背景)によって、人生はほんと変わってくるイメージがあります。
その対峙と超える瞬間を、多くの場でつくっていきたいものです。