感情心理学を学ぶ駆け出し研究者兼マーケターのブログ

大学院と組織開発ベンチャーに属しながら感情心理学を肴にする日々の苦悩と葛藤を綴るブログです。27歳ですが37歳に見られます。

私の『内省力』は6点だけど、それを活かしてお手伝いする話。

 

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「北村さんが持たれているもの、我々が今本当にほしかったものなんです。一緒にやっていただけませんか?」

先日、そうおっしゃっていただくことがありました。
個人的にはとても驚くことでしたし、感激しまして、こちらにその内容を記しておきたいと思います。

 


個人の内省を高めるということ

上記のように「一緒にやっていただけませんか?」と言われたこと、それは『個人の内省を高めるためにできること』でした。

そうおっしゃってくださったのは、高校生や大学生を途上国の起業家の元に派遣するお仕事をなさっている方々。
具体的なお名前は出しませんが、すでにかなり実績のあるところです。

彼ら彼女らからすると、とても難しい悩みがあったそうなのです。それが何かというと、『学生たちを派遣するものの、その学生たちが得るもの・考えることのレベルをどう引き上げていって良いかわからない』というもの。
もちろんプログラムを常に変えて試行錯誤はすでになさっているし、かなりクオリティの高い状態になっている。学生たちも、帰国してから彼らで会社をやったりプロジェクトを開始したり、かなり能動的に活動している。
それでもまだ足りない、ただそれをどうやって良いかわからない、そんな状態のようなのです。


経緯

そもそもこれがどんなところから始まったお話なのかというと、かなり偶然。
私の友人に紹介され、数名でお話をしたことがありました。お話をしたことがある、といっても何を話したかというと、互いの人生観みたいなものや自分自身ってこんな人、というのを数時間語らっただけでした。
その後、個別で連絡を「相談したいです」と連絡をいただき、こんな状態に至ります。


驚いたポイント

何が驚いたって、そのポイントは3つ。

<1>今ですらクオリティ高いのに、それをさらに引き上げようとなさっているところ
<2>私の人生観から、私のある意味能力を見てくださったというところ
<3>そんな能力があると見ていただける自分になれているのかというところ

 

<1>今ですらクオリティ高いのに、それをさらに引き上げようとなさっているところ

私も一応事業を運営する身。クオリティを上げるための血の滲むような努力も、それを維持する困難さも、それを広げていく果てしない思考の旅も、少しは分かっているつもりです。
彼ら彼女らは、すでに質も維持も拡大もなさっている状態、それでもその細かい『1人1人の学生がもっと行動するためにはどうしたらよいか』というところを考えて外部の力を使ってでも突き詰めていきたい、そう思われていることにとても感激しました。

 

<2>私の人生観から、私のある意味能力を見てくださったというところ

本当に嬉しいことですが、少ししかお話してないですし、話したことなんて私の人生観くらいしかないのに、『内省を高める』という能力があると判断してくださったのは、とても驚きました。そんな風に少しお話しただけで人の能力、性格、性質を見てくださるというそのスタンスやお考えを、私も身につけたいなと。


<3>そんな能力があると見ていただける自分になれているのかというところ

上記のように、『内省を高める』という乗る欲があると判断してくださったというところに関して、私はそんな風に思ったことはありませんでした。その『内省力』みたいなところでいうと、私自身の満足度を表すと、100点満点でだいたい6点くらいの状態。あまりにも自分の『内省力』が低すぎて悔しい想いをすることが多いので、これは本当に驚きました。この人には多少でも『内省力』がある、と思っていただかないと、相談もお手伝い依頼もするわけがありませんから。
本当に、驚きました。

 


さて、もちろんここからです。
どれだけ彼らのお役に立てるのか、必死に取り組んでみたいと思います。

そして、私も『勇気を持って1人1人が一歩前へ進める社会』を創りたいと思っている身。1人でも多くの学生が、どれだけ小さくてもよいから自分自身で前に歩むお手伝いができるのなら、それほど嬉しいことはありません。